税理士として会計ソフトや申告ソフトに求めること

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税理士業務を行うにあたって、会計ソフトや申告ソフトは最も大事なツールの一つです。会計ソフト会社にとっても、税理士は自社製品の顧客であるとともに、ユーザー拡大のキーとなる相手です。会計ソフト会社から見れば、税理士への自社製品のアピールはとても大切ですし、税理士にとっても大事な商売道具ですから、どのソフトを選ぶかというのはとても大事になってきます。

税理士として会計ソフトや申告ソフトに求めること

会計ソフト・申告ソフトに共通して求めていること

税理士にとっては、最も大事な商売道具の一つである会計ソフト・申告ソフト。私がこれらのソフトに求めていることは、下記の通りです。

  • 正確な計算ができる信頼あるソフトであること
  • 操作性がよいソフトであること
  • リーズナブルな価格であること

大前提にあるのが、正確な計算ができることです。さすがに、計算が正確でない会計ソフトはないとは思いますので、当たり前のことではありますが。

そして、操作性のよさが大事です。ビジネスシーンで最も使われているソフトがMicrosoftのWord、Excel、PowerPointです。ですから、これらのソフトと同じような使い勝手のソフトであれば、とても使いやすく感じることでしょう。

某申告ソフトでは、マイナス入力が出来なくて苦労したことがありました。マイナスの数値を入力するときには、先に数値を入力して最後に「-」と入力するという仕様になっていたのです。19歳からパソコンを使うようになって20年経ちましたが、このようなマイナス入力は初めてでしたので、とても混乱しました。また、このソフトでは、「Shift」+「Tab」とキー操作しても、前の項目には戻ってはくれません。残念ではありますが、信頼性高い会計ソフトメーカーであり、値段もかなりリーズナブルですから、消去法で当面はこの申告ソフトを使う予定です。

会計ソフトに特に求めていること

私が会計ソフトに今一番求めているのは、「操作の分かりやすさ」です。

会計ソフト会社が会計事務所向けに操作方法の説明会を開催していますが、操作方法の説明会に行きたくなるような会計ソフトはダメなソフトだと思います。会計ソフトを起動したら、操作説明書やヘルプを読むことなく、直感的に操作できるソフトであるべきでしょう。

経理を効率化するという触れ込みのクラウド会計ですが、効率化するためにはソフトを使いこなすことが必要です。インターネットバンキング、クレジットカード、Suicaとの連携などを行えばあとは楽チン、というわけではありません。時には取り込んだ明細を無視することが必要だったり、自動仕訳のルールを事細かに設定したり、といった工夫が必要です。他の会計ソフトにはない仕様になっているので、その会計ソフトのためだけの独自のコツを覚えなくてはいけない、という一手間がかかってしまいます。

簿記が分からない人向けの仕様というのも、微妙な気がします。簿記が分からない人が間違えないように、ということで、会計処理の自由度が奪われてしまい、修正仕訳の入力が手間がかかってしまうというのも職業会計人にとっては使いづらいものとなってしまいます。

申告ソフトに特に求めていること

会計ソフトでは、「効率性」が大事だと思っていますし、流行を追いかける必要もあるとのことで、クラウド会計を導入しています。しかし、申告ソフトは、別です。税務申告は税理士業務の中で最も大切な仕事であり、信頼と実績のある会社のソフトを使いたいという思いが強いです。

特に、法人税確定申告のソフトは、税理士向けに作っているものが望ましいです。一般の方にとっては分かりづらいと不評であったとしても、税理士にとっては別表が最もわかりやすいものです。ですから、別表の中に記載していくイメージで入力できるものが望ましいです。入力画面からプレビューでようやく別表が見れるとなると、一手間無駄にかかってしまいます。

実のところ、会計ソフトは何だってよい

会計ソフトは、こだわりポイントの一つではありますが、本来的には税理士にとって会計ソフトって何だっていいものではあります。

同じ会計ソフトであれば、データの共有が出来たり、お客様が苦戦している決算仕訳をこちら側で入力出来たりと便利ではありますが、お客様が会計事務所と違う会計ソフトであったとしても十分仕事をすることは可能です。

会計データをExcelやPDFに落として会計事務所が受け取り、修正が必要なところがあれば、それを会計事務所がお客様に伝えて修正の入力をするということでも、仕事を完結することは可能です(不便ですが)。

お客様が使い慣れている会計ソフトがあれば、それを会計事務所の都合で変える必要はないのです。

独立して感じる会計ソフト会社の積極的な営業

少し話がそれますが、この記事を書いたきっかけは、会計ソフト会社の営業攻勢です。

電話営業攻勢が凄い

私は電話営業を受けるのが好きではありません。集中して申告書を作っているときに掛かってくる知らない電話番号からの電話。仕事の効率が落ちますし、何しろ、こちらから頼んでもいないのに電話をかけて人の時間を奪うというのは、迷惑です。ですから、問答無用で営業電話は断るようにしています。

そして、その営業電話の中に会計ソフト会社も紛れて電話をかけてきます。会計ソフト会社の場合、税理士にその名を知られているので、他の営業電話よりは繋いでもらえる可能性は高そうですが、やっぱり、突然の電話営業はやめてほしいものです。

欲しい会計ソフトに対しては、こちらから連絡しますので、腰を据えてお待ちくださいませ。

クラウド会計freeeも電話営業が得意

クラウド会計ということですから、主にインターネット上での集客を得意としていると思っていたのですが、意外とそうではありません。認定アドバイザー登録後、事あるごとに営業電話がかかってきます。

  • 既存のお客様のソフトを会計freeeに切り替えませんか?
    独立当初に掛かってきた営業電話です。当時は時間があったので、「1時間くらいかかります」と言われていた説明も快諾しました。しかし、その電話の目的がこれです。独立当初の少ない顧客数をfreeeの担当者に伝えると、1時間の枠の説明が10分もしないで終わりました。。
  • 申告freeeが登場したのでいかがですか?
  • IT補助金を使ってもっと大規模にfreeeの導入を進めてみませんか?
  • 記帳代行も会計freeeでいかがでしょうか?

IT企業とはいえ、まだまだ電話営業の方が営業効果が高いっていうことなのですね。積極的にPRしているのは知っているので、興味のあるものが出たらこちらから連絡するので、それまで、電話営業せずに待っていてくれると個人的にはありがたいのですが。

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【編集後記】

昨日は、事務所経理や確定申告書作成などの事務処理中心の一日でした。今週は6月末申告に向けて、アポイントは少なめにして、事務作業中心の週にする予定です。

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------※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。---------

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