税理士として独立して7年がたった今、思うこと


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※ 汐留の日本テレビ前にて

今月で独立して7年になります。独立前は本当に独立しても食べていけるのか不安でした。独立当初も売上が生活費以下だったので、お金の不安がありました。しかし、独立して7年経った今も会社員に戻ることなく、生活することができています。久々のブログなので(笑)、気の赴くまま、思うことを書いてみます。

事務所は大きくなったか?

7年経つと従業員をたくさん抱えて、もう自分で会計ソフトの入力はしていないとか、申告書作成ソフトもしばらく触ってないという方もいるでしょう。

私はというと、パートを採用したり、正社員を採用したりしたことがありましたが、ここ1年は従業員がほぼいません(妻がほぼフルタイムで働いてくれたり、時々ヘルプしてもらったりしてるので正確にはゼロではないのですが)。

採用を始めたのがコロナ禍の初期。コロナ禍の真っ最中に正社員も採用しました。

しかし、長続きすることなく退職してしまい、コロナ禍の世の中の雰囲気というものもあり、新たな採用をすることなく1年が過ぎました。

採用に関しては、私自身が個人の税理士事務所で働いた経験がなかったことや、マネジメント経験が不足していたこと(会社員時代に経験した職場では部下や後輩は教育しなくても勝手に育つ環境だった)、過度に従業員に期待しすぎたことなど、色々と反省点があります。

コロナ禍という環境もあり、従業員無しの方が気楽というのもあり、採用せずにこの1年を過ごしてきましたが、社会貢献ということも含めて採用していくことも考えています。

稼げるようになったか?

たまにTwitterで売上いくらとか、所得いくらとかいうのを見かけますが、私はあまりそれを言及するメリットはないので、非公開とします。

高校生、中学生、小学生の子どもが3人いて、上の子二人が私立に通っているので、家計は火の車です(笑)

昨日、所得税の予定納税があり、がっつりと引き落とされ、8月は消費税の中間申告があり(納付は振替納税を利用しているので9月下旬)、そろそろ個人事業税の通知も届くことでしょう。

会社の決算期も6月決算ですので、今月末に法人税、住民税および事業税の納付が待っています(私のメインの収入である税理士業務の売上が含まれていないため、消費税の納付は次回からの予定)。

税理士ですが、税金の支払いには痛税感があります。

学費や税金に痛みを感じるくらいの稼ぎではあるのですが、背に腹は代えられないというようなレベルの売上ではないので、嫌だなぁと思う仕事は引き受けていません。

顧問も従業員を採用しないと増やすのは厳しいかも、という感じです。

独立して辛いことは?

独立すると労働基準法により保護してもらえなくなるので、仕事をとりすぎてしまうとヤバいです。

とりすぎるまではいかなくても、同じ決算期の法人がたくさんあって、そのタイミングでスポットの仕事がはいってしまうと大変です(スポットの仕事を断ればいいのですが、興味がある仕事だとついつい引き受けてしまったりします)。

仕事が大変なのであれば従業員を雇えば?と言われそうですが、実際に雇うのも大変なのです。

募集要項を作って、面接で選考して、入社手続きをして、教育をして、労務管理をして、仕事がちゃんとできているかチェックして、従業員の雇用を維持するために営業をして、と結構大変です。

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ある程度の従業員を抱えて所長が動かなくても回るようになっていればいいのですが、多分10人未満の事務所は所長の負担がかなり大きい気がしています(優秀な部下がいればいいのですが、優秀な部下になるまで育てるのも大変です)。

たくさん従業員を採用している税理士は本当に凄いなと思います。人の問題ってお金の問題以上に苦労が多いところなので、それを乗り越えて事務所を大きくしている方は尊敬に値します。

有給休暇がないところも辛いところです。誰か代わりにやってくれるわけではないので(たとえ部下がいても所長が休んだ時に所長の仕事を部下が代わりにやることはできない)、休みはすべて無給休暇です。

会社員がたくさんいる場にいると、会社員の方々が盛り上げる話についていけなくなり、寂しい気持ちになることもあります。

独立は楽しめるか?

辛いことはありますが、それを解決するのは自分次第です。

すべての決定権は自分にあるわけですから、辛いことを一つ一つ自分の手で解決していくというのは、ある意味、RPGのゲームみたいなので、楽しみに変えていけることはできるのではないかと思います。

スケジュール調整が上手な方は、平日に上手く遊んでいますし、私も昨日、17時からの高校生の娘の三者面談に参加しました。会社員だったら午後休とらないといけませんので。

「楽」というところでいえば、会社の半強制的な飲み会に行かなくてもよい、悪口ばかり言っている同僚の話に付き合わなくてよい、派閥争いがない、上司に説教されることがない(20代の頃、非喫煙者の私が喫煙室に連れてかれて上司の説教を1時間聞かされるという苦行を味わったことがあります)、パワハラにあうことがないといったところです。

独立して8年目をどうするか?

コロナ禍の3年半、引きこもりに近い状態で過ごしていました。

コロナを怖がっていたわけではないので、適度にゴルフに行ったり、旅行に行ったりはしていましたが、大手メディアが流している情報を信じている人々との接するのが辛くなり、人との交流を避けていたところがありました。

インターネットで情報を収集している方にとっては、大手メディアが取り扱っている情報には偏りがあり、自分なりに調べてみると、報道されていない情報や偏った報道の仕方で事実が異なるように見えてしまうということを理解していると思います。

ただ、大手メディアの情報だけを妄信している方も少なくはないので、コロナ禍で人々が過敏になっている状況では、気を付けて人と接する必要がありました。

そのような状況は抜けつつあるので、独立8年目はもう少しアクティブに行きたいと思っています。

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【編集後記】
12~7月までが繁忙期になってしまっているので、さすがに対策しなければと思う今日この頃です。そして、久々のブログなのでちゃんとUPできるか心配です(笑)

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※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

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