『おおきな木”The giving tree”』~親が子供にそそぐ愛情~

2017年2月1日


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20160131ブログ用

親が子供のために買う絵本。一冊だけ、私の好みで選んだのが、『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹訳)です。おおきな木が少年に対して注ぐ愛情が、親が子供に対して与える愛情に思えて、絵本でありながらも胸に響き、思わず涙が出てきてしまう、そんな一冊でした。

おおきな木は少年へ与え続ける

この『おおきな木』は、英語では”The giving tree”というタイトルです。タイトルの通り、この木は、少年に与え続けます、自分の身を削ってまでして。

世の中の経済活動は、基本的には、等価交換です。物を買うときには、その価値に見合った分だけのお金を支払います。しかし、親は、子供から何をもらうわけでもなく、子供の面倒を見て、育てて、一人前の大人になるまで、無償で愛情を注いでいきます。

寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、歩き、と成長していくたびに親は喜びます。子供がうまくいかないことに対しては一緒にどうしたらよいか考え、子供の運動会などのイベントではわが子を必死で応援し、良くないことには真剣に怒ります。

そして、子供が思春期に入り、一緒に過ごす時間が減ると、きっと寂しさを覚えるようになるのでしょう。

このおおきな木では、少年の成長と少年に愛情を注いで与え続ける木との関係が、親(特に母親)と子供の関係を思わせる内容になっています。

子供と共に過ごす時間を作る

子どもが親を必要としているときは意外と短い

子供が親と一緒にいたい!と思う気持ちは、成長するに連れて、薄れていきます。未就学児の時は、幼稚園や保育園にいる時間以外は、いつも親と一緒です。親と一緒にいることで安心し、親と離れると不安になります。

小学生になると、友達と遊ぶ機会が増えていきます。近い場所であれば、親なしで友達と一緒に遊びに行くということもあるでしょう。ただ、土日に家族で遊びに行ったり、夏休みなどに家族旅行に行ったりと、まだまだ親と過ごす時間は多いです。

しかし、中学生になると、部活が忙しかったり、高校受験が控えていたりと家族で過ごす時間が少なくなってしまうでしょう。高校生、大学生になれば、ますます親とは一緒に行動することはなくなっていくことでしょう。

忙しくても子供と過ごす時間を作る

そう考えると、子供が親と一緒に過ごしたいと強く思ってくれる期間は、生まれてからせいぜい10年程度です。意外と時間がありません。

そこで、私はいくら忙しい時期であっても、一週間の中で子供と過ごす時間を最低一日は作るようにしています。

税理士法人に勤めていた時、この時期は週に何日も終電後のタクシーで帰るという生活をしていました。

土日両方とも出勤して、●日連続出勤、という同僚も少なくありませんでしたが、そのような中でも必ず土日のどちらかは休むようにしていました。

https://www.ysk-consulting.com/taking-a-day-off/

いくら忙しい時期であっても、無駄話をしたり、どうせ深夜残業の土日出勤だからとそれを前提に仕事をしているということが起こりがちです。私の場合、土日必ずどちらかは休むという目標がありましたので、無駄話はしない、効率化できるところは徹底的に効率化する、忙しくなる前の時期にできることは前もって作業していくということを心掛けていました。

きちんと残業代の出る会社でしたので、残業代が欲しいのであれば、もう少しゆっくりと仕事をしたほうがよかったのかもしれませんが、貴重な子供と過ごす時間を捻出するために、いかに短い労働時間で仕事を終わらせるかということを常に考えて仕事をしていました。

その甲斐あって、小5の長女と二人でプールに行ったりしますし、小1の次女はもうすぐ1歳の長男に負けじと膝の上にのってきますし、1歳の長男は妻の抱っこよりも私の抱っこのほうが気に入っているようです。

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【編集後記】

昨日は、朝から夕方まで税理士会関連の仕事で缶詰でした。夜は、相続税のご依頼を頂いたお客様のもとへ訪問。今週も仕事のスケジュールが詰まっており、週末完全オフの目標達成が危うくなっています。。

【昨日の一日一新】

神田税務署の食堂でランチ

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また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

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