『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』を読んで考える子どもの教育

子育て
■スポンサードリンク

DSC_0328-min

※ 銚子電鉄の本銚子駅駅舎内にて

私の長女は今、中学1年生です。

親としては、今後どのように教育を受けさせてあげるべきなのか、いろいろと考えさせられる年頃です。

そこで、最近手に取った本は、ホリエモンこと堀江貴文氏の『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』でした。

『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』から学ぶ、本当に学ぶべきこと

経営者であれば読んでおきたいホリエモンこと堀江貴文氏の著書

ホリエモンこと堀江貴文氏の発言は、よくネット上で取り上げられて、賛否両論の意見が飛び交ったりしています。

彼の過去の経歴や過激な発言で、好き嫌いがはっきり分かれるようですが、経営者であれば、または、経営者になりたいと思うのであれば、彼の考え方を本を読んで知る価値はあるでしょう。

合わなければ読むのを止めればいいだけです。

私自身、彼の批判の対象となりうる人間であったりもしますが、学ぶことがあるので彼の本を読んでいます。

今回の本でも、「はじめに」の部分のタイトルが下記の通りでした。

「何かしたい」けど「今はできない」人たち

2008年に税理士試験に合格し、独立するまで8年もかかってようやく2016年に独立した私って、まさにその批判対象です(^_^;)

学校は洗脳機関である

学校の先生が子どもたちを洗脳しようとして一生懸命教育しているかというと、そういう意識は当然ないでしょう。

先生たちの中には子供たちに立派な大人になってもらいたいという気持ちで、日々子どもたちと向き合っている方も多いことでしょう。

ただ、学校でどのような教育を行っているのかというのを俯瞰すると、意図されているのかどうかはわかりませんが、ある種の洗脳の要素があるように思えます。

日本での学校での義務教育が始まったのは、明治時代であり、富国強兵政策が背景にあります。

その流れを汲んでいる以上、学校は一人一人の個性や才能を伸ばす教育をする場所というよりも、この本の中で書かれているように

学校は「常識」を植え付けるためにある

「使いやすい労働者」を大量生産する工場

■スポンサードリンク

「国づくり」のための学校

といった側面が強いと感じます。

運動会一つとってみても、

  • 学年全体でみんな一緒に組体操を行う、ダンスをする
  • 紅組、白組の対抗戦
  • リレー

といったように、団体競技がほとんどで、協調性が重視されているのです。

いかに統制の取れた行動がとれるかが大事ですので、経営者を育てる教育ではなく、労働者として秩序正しく仕事ができるようにするという教育が行われていると感じます。

学びとは「没頭」である

堀江氏が強調しているのは、この言葉でした。

学びとは「没頭」である

まさに、このブログがそうであって、ブログで成功している方は、ブログに没頭しています。

ブログを始める方というのはたくさんいるのですが、それに没頭して毎日書き続け、ブログがあったからこそ食べていけるという方は少数派です。

多くの方は、「ブログ書けば営業に役立つかも?」程度の軽い気持ちで始めて、数日若しくは数か月程度で「成果出ないからやめよっと」となってしまいます。

もちろん、「ブログ」一本で勝負していたら、上には上がいるので、簡単には成果を出すことができません。

「ブログ」×「税理士」×「国際税務」×「イクメン」

といったように、掛け算をしていくことで上がいなくなり、オンリーワンとして輝けるのです。

(上記の例で輝けるかどうかは別ですが・・・)

『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』から学ぶ子どもの教育

中学受験をするべきか、公立中学の進学でもよいのか

私は中学受験を中高一貫校の私立中学へ進学しましたが、必ずしも中学受験をして中高一貫校へ行くべきだとは考えていません。

中高一貫校の私立中学に行けばその後将来安泰かというと、そういうわけでもありません。

  • 入学後、授業についていけず、高校へ進学できずに別の学校に行ってしまった友人
  • 中学受験がゴールで母親と二人三脚で頑張って中学へ入学したが、入学後は目標を失い成績を落としてしまった後輩(母親と二人三脚で勉強してきたため、中学以降、一人で勉強することに苦戦)
  • 学校の雰囲気になじめずに御三家と呼ばれる超難関校に進学したにも関わらず、高校の時に自主退学した予備校時代の友人

を見てきて、必ずしも中学受験で中高一貫校に行くのが正解ではないという現実を見てました。

その一方、

  • 大学受験では必要のないことを省いてカリュキュラムを組んでいる
  • 運動会、卒業式、卒業生を送る会といった学校行事の練習で授業をつぶすことなく、効率的に学べた(学校行事は基本、ぶっつけ本番でした)
  • 部活動が週4日までに制限されており、過度に体育会体質な部活ではなかった(それでも野球部(軟式ですが)だったので不合理な体育会気質な面はありましたが…)

という恩恵も受けてきました。

どちらが正解という訳でもなく、それはその子どもによって、また、選ぶ学校によって違いますので、一概に言えるものではありません。

学歴は大事か?

この本の中では、堀江氏は

学歴は大事ではない

と述べています(堀江氏自身、東大卒なので説得力を感じない方もいるかもしれませんが)。

会社員だと、学歴でバイアスがかかってしまい、本人の実力以上に過大評価される可能性があるので、ひょっとしたら役に立つところがあるのかもしれません。

しかし、私のように、独立してしまうと学歴なんて全く関係ありません。

没頭して自分の強みを身に着けた方が学歴だけあるよりもはるかに強みになります。

 

親心としては、つぶしが利きそうなので学歴があると安心しますけどね。

ちなみに、学歴があるかどうかも、勉強に没頭して試験で点数を取るための力を身に着けることができたかどうかであって、地頭の良しあしは大きな問題ではありません。

私の場合、中学受験の頃は

将来、ブラックジャックのような凄腕の医者になりたい

ということが勉強へのモチベーションに繋がりました。

(ブラックジャックのように無免許だと大いに問題ですが)

大学受験の頃は、意地ですね。

負けたくないから頑張った

というやつです。

高校受験がないのをいいことに、高2までの5年間怠けていたので、大学受験は浪人したりと苦労しました(^_^;)

で、結局、子どもをどう教育するのか?

子どもが自分からこれをやりたい!という気持ちをもって物事に取り組むことを私は重視しています。

親がこれをやりなさい!と押し付けたところで、子どもがそれに興味を示さなければ、うまくいくことはないでしょう。

選択肢を示してあげて、子どもが自ら選ぶように仕向けるというのはありかもしれませんが(^_^;)

子どものやる気を引き出して、子どもが何かに没頭するという環境を作り出してあげるのが、親としての役目と考えています。

 

そして、学校や会社で蔓延している「こうしなければならない」といったような洗脳に惑わされることなく、固定観念にとらわれないでいられるよう、私の背中で教えられればと思います(笑)

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

昨日は2歳の長男の昨日からの熱が下がらず、日中はぐったりしていました。

夜、熱が下がって元気になった影響でなかなか寝てくれず、私のブログ更新を妨げてくれました。←大人げなくブログ更新できない理由を子供に押し付ける

そして、二女も発熱…。

ということで、二日連続、私は在宅勤務。

6月決算の自分の会社の確定申告の準備をしていました。

------------------------------

※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

------------------------------

タイトルとURLをコピーしました