【レバレッジ経営】無借金経営と銀行借入金ありの経営のどっちが効率的な投資?

2017年11月16日


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「銀行からお金を借りて事業を行う」というと、資金が足らないから銀行から借りるのかなぁ?と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。銀行からお金を借りる理由の一つに、「投資効率をよくする」ということが挙げられます。

レバレッジ効果とは

レバレッジ効果

不動産投資では、借入れを用いて投資効率をよくすることを、レバレッジ効果と呼んでいます。「テコの原理」を用いて少ない元手で、より大きな成果を出すということです。

具体例

例えば、2000万円の不動産物件で、200万円の利益を生む物件があったとしましょう。この場合、利回りは200万円÷2000万円=10%です。

※ 説明を簡便化するため、税金の影響は考慮外とします。

<ケース1>全額自己資金で不動産物件を購入

全額自己資金ということですから、利回りは200万円÷2000万円=10%です。

<ケース2>1000万円を銀行からの借り入れ(金利1%)、残りの1000万円を自己資金とした場合

投資物件から得られる200万円のうち、10万円は銀行へ支払う利息に充てられます。

すると、投資家の利益は200万円-10万円=190万円です。

自己資金は1000万円ですので、利回りは、

190万円÷1,000万円=19%

つまり、「投資物件の利回り>金利」となる場合には、自分が出資する金額を抑えて、銀行からお金を借りたほうが投資効率がよくなるのです。

レバレッジ経営

レバレッジ経営とは

このレバレッジ効果は、会社を経営する上でも参考になります。

無借金経営というのは、とても健全な印象がありますし、非常によい響きです。

しかし、「会社が生み出す利益の利回り>借入金利」ということであれば、自前の資金に拘らず、銀行から借りるという選択肢をとることで、投資効率の良い会社となります。

銀行からお金を借りるタイミング

また、銀行からの借り入れというのは、借りたいときに借りれるわけではありません。

銀行の立場から見て、どういう相手に貸したいかという観点から考えると、

  • 資金繰りに窮してお金を借りたがっている会社
  • 資金繰りに余裕がある会社

のいずれかであれば、やはり後者の「資金繰りに余裕がある会社」へ貸したいですよね。

つまり、銀行からお金を借りるかどうかは、資金繰りでお金に窮した時ではなく、創業時や新規事業開始時に検討するとよいのです。

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【編集後記】

独立にあたり、1年と少し前に購入したノートパソコン(Dell xps13 9350)。起動が早く、軽くて持ち運びも便利で気に入っているのですが、昨日、何度かフリーズし、30分以上時間をロスしました。もう1台パソコンを購入して、今のPCはサブのPCに格下げにするかどうか悩み中です…。

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【昨日の一日一新】

つけそば

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