完璧を目指すと独立はできないし、ブログは書けない

雑記
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4年ほど前にオリエンタルラジオを中心としたRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」が流行りました。

I’m a perfect human!

というフレーズがキャッチ―で耳に残りました。

じっくり聞いたことがないので、どのような意味が込められているのかはわかりませんが、完璧ってついつい目指したくなってしまうものだと思います。

挑戦を阻む完璧主義

会社員の頃、こう思っていたことがありました。

  • できればリスクは負いたくない。
  • 安定的な収入を確保したうえで独立したい。
  • 独立後の収支がマイナスでも痛くも痒くもないくらいしっかり貯蓄がある中で独立したい。
  • 独立したときには、どんな案件がきても不安なくできる実力をつけてから独立したい。
  • 自分から一生懸命営業をしなくても、どんどん仕事の依頼がきてしまうくらいの売れっ子になってから独立したい。

まあ、どれも無理難題です。

独立するということは、投資に例えれば、新興国の株式投資やIPO銘柄の株式投資のようなものです。

大化けすることもあれば、上手くいかないこともありますし、そのどちらでもなく会社員並みの収入で安定するということもあります。

会社員でいるということは、投資に例えれば、債券投資をしているようなものです。

会社によってリターンは異なりますが、大化けはしたり、大損するという確率はかなり低めです。

そんな会社員を続けながら何年も赤字が続いても問題ないくらいの貯蓄をするのは困難です。

そして、仕事というのは無数にあり、どんな案件がきても不安なしというのはあり得ません。

むしろ、不安も感じずに仕事をすることのほうが大きなミスの一因になることもありますので、不安があるくらいのほうがちょうどよかったりします。

そして、独立前は会社という看板にお客様が来るのですから、独立してすぐの人に仕事の依頼が殺到するというのも考えづらいです。

しっかり準備を整えて独立するとなると、いつまで経っても独立なんかできません。

完璧な準備なんてないのですから、どこかで踏ん切りをつけて飛び込むしかないのです。

完璧を目指すとブログは書けない

売れている本、話題の本を読むとき、その本を褒めている書評もたくさんあるのですが、粗探しをして批判めいたことを書いているレビューもあります。

出る杭は打たれるではないですが、目立つ発言をするとTwitterで袋叩きにあったり、炎上したりということがあります。

私の場合、税理士という職業柄、税金に関する記事を書くと、どこかに漏れがあるのではないか、誤解を生むことを書いてはいないかということが気になってしまうことがあります。

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専門書ではないので、正確性よりもわかりやすさを重視して書くということでいいはずなのですが、割り切ることができずに書こうと思ったことが書けないことがあります。

完璧である必要はないのですが、完璧主義者であったりすると、1つのブログを書くのに2時間では足りません。

膨大な時間をかけることになってしまいます。

多くの人に共感してもらう記事を書いて、たくさんリツイートされて、やまほど「いいね!」がついて、出版社からも連絡が来るということを狙って書こうとすると、ブログを書くのが辛くなってきます。

私の場合、「めっちゃ話題になったよ!」という記事を書いたことがないし、公開直後にたくさん「いいね!」を付けてもらった記事よりも、公開直後はぜんぜん読まれなかった記事が1年後にたくさん読まれるようになったりもしたので、そういうのには一喜一憂しないと思っているのですが、自分の中での完璧(起承転結を意識するとか、関連するトピックを網羅するとか…)を求めてしまってブログが書けないという症状に陥りました。

そして、ブログを書かなくなると、今度は書けなくなります。

書こうと思っても、文章を作ることができなくなりますし、たとえ文章を作っても公開できなくなってしまいます。

ブログの良さって、完璧な記事を書くことではないのですよね。

ブログはWebにLogするというWeblogがBlogと呼ばれるようになったものなのですから、日々伝えたいことを飾らずに書くことで面白さがあると思うのです。

大して校正をするわけでもないので、誤字脱字があることだってあるし、変換ミスだってするし、完ぺきではないのですが、そこに人間味を感じることもあるのです。

大事なのは、完璧なブログを書くことではなく、ブログを書くことを習慣化することにより、発信力を身に着けたり、人とのつながりが出来たり、時には仕事に繋がったりと、少しずつ自分を成長させていくことなんだと思います。

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【編集後記】

カルロス・ゴーン氏の記者会見の生中継を見てしまい、今日も夜更かし。

記者会見というよりも、プレゼンテーションといった印象を受けました。

身振り手振りしながら、大きな声でゆっくりと、そして感情を込めて(情に訴えて)、論理的に(聞こえるよう)自分の主張をするカルロス・ゴーン氏をみて、「めっちゃプレゼン上手い」と思ってしまいました。

こんな風にプレゼン出来たら売上10倍になるなぁと(笑)

それにしても、生中継だと編集がないので、面白いことがちょくちょく起こります。

  • 英語以外の言語(フランス語、アラビア語など)の言語になると同時通訳者が黙り込む(そして私もさっぱり何言っているのかわからない)
  • 日本のテレビ局がテレビ東京のみ!

ゴーン氏が有罪か無罪かは別にして、日本の司法制度が遅れていて問題があるというのは以前から言われていましたけど、これで世界から注目されて少しでも改善されるきっかけになればいいなとも思いました。

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※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

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