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この記事は2017年8月1日に執筆した記事であり、現在の≪eFax≫インターネットファックスのサービス内容とは異なっております。
執筆当時と現在(2022年9月1日)のサービス内容の相違点は以下の通りです。
・30日無料トライアル
→ 実施しておりません
・初期費用なし
→ 初期費用1,100円(税込)がかかります
・好きな市外局番が選べる
→ 電気通信事業法の改正に伴い、実際の拠点住所の市外局番のみ選択
・申し込みから2分でFAXが使える
→ 上記拠点確認が必要なため、申し込みから即利用は現在はできませ
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独立開業してからというものの、FAXの煩わしさに悩まされていました。FAXは滅多に使うことはないだろうと思い、事務所用のFAXの契約をせずに自宅のFAXで対応していたのですが、想定以上にFAXを使うことが多く、不便に感じていました。そこで、その煩わしさから開放されるべく、インターネットFAXを試してみました。
インターネットFAXとは
インターネットFAXでは、インターネット回線を利用してFAXの送受信を行うことができます。電話機や複合機などがなくても、パソコンやスマホがあれば、FAXの送受信ができるという優れものです。
業者はいくつかあるのですが、市外局番が使えてインターネットFAXの市場シェアも高い≪eFax≫インターネットファックスが最初の1月無料とのことで、試してみることにしました。
eFAXのメリット・デメリット
メリット
eFaxを利用して感じたメリットは、以下の通りです。
- PDFなどのデータをプリントアウトせずにそのまま送信できる
- スマホでFAX送受信ができる
- どこからでもFAXの送信ができる
- FAXの送受信の管理がしやすい
- FAXの送受信をメールで知らせてくれる
- FAX本体やインクが不要
- 市外局番が使える
- 送信ミスのリスクが低い
プリントアウトせずにそのまま送信できる
ファックスするときに面倒くさいのが、送信するPDFやWord、Excel、Power Pointなどのデータをプリントアウトしてから送信すること。インターネットFAXであれば、プリントアウトをする必要はありません。送信したいデータを選択して、送信ボタンをクリックするだけです。
スマホでFAX送受信ができる
eFaxではスマホアプリも用意されており、スマホからもアプリを利用してFAXの送受信が可能です。
FAXの送受信の管理がしやすい
従来型のFAXは、送信も受信も紙で行うので、何を送受信したのかというのは、紙での管理が必要でした。インターネットFAXでは送受信ともにデータで行いますので、紙での管理が不要です。
FAXの送受信をメールで知らせてくれる
従来型のFAXですと、知らない間にFAXを受信していて気付くのが遅れがちですが、インターネットFAXでは受信直後にメールが届き、すぐに受信を知らせてくれます。
FAX本体やインクが不要
インターネットFAXではFAXの本体が不要ですから、場所をとることはありません。また、データで受信しますので、従来型のFAXで面倒だったインクの交換という作業も必要ありません。
市外局番が使える
これはeFAX特有なのですが、インターネットFAXであっても、「03」、「06」などの市外局番を使用することが可能です。IP電話のように「050」となるよりも、信頼性が高まるとのことです。個人的には、「03」だから信頼性が高くて「050」は信頼性が低いとは思っていませんが、他の方からはどう思われるかわからないので、「03」が使えるeFAXを選びました。
送信ミスのリスクが低い
インターネット上のFAXですから、送り先のFAX番号をコピペすることで、ご送信のリスクを下げることができます。「-」の削除が必要だったりするので、リスクゼロとは言えませんが、少なくとも電話機や複合機のFAXよりかは確実にリスクは低くなります。
デメリット
非常に便利なeFAXですが、下記のようなデメリットもあります。
- 紙でもらったFAX送信用紙をFAXするにはスキャンしてPDFにする必要がある
- FAX送信に時間がかかる
- FAXをほとんど使わない人にとってはちょっと高い
- 1ページ≠料金計算上の1ページ
- 30日無料トライアルに注意
紙でもらったFAX送信用紙をFAXするにはスキャンしてPDFにする必要がある
紙でもらったFAX送信用紙は、電話機についているFAXや複合機のFAX機能の方がそのまま送信できるので楽です。インターネットFAXで送るためには、一度スキャンしなければいけないので、一手間掛かってしまいます。
FAX送信に時間がかかる
FAXを送信してから、その送信を知らせるメールを受信するまで、結構時間がかかります。送ったデータの容量や通信環境にもよるとは思いますが、送信に10分以上かかったこともありました。そして、後ほど触れますが、このかかった時間が利用料金にも関係してきます。
FAXをほとんど使わない人にとってはちょっと高い
FAXを年に数回、または月に数回しか使わない人にとっては、月額利用料金がかかる分だけインターネットFAXの料金が高いと感じるでしょう。私も利用頻度は月に1回使うかどうかという状況ですので、インターネットFAXの契約をするよりも、自宅のFAXを使用し続けるほうが割安です。
1ページ≠料金計算上の1ページ
気を付けなければならないのは、その料金体系です。
月額料金は1,500円(税別)です。つまり、税込価格は1,620円です。表記がないので、請求時に「あれ?金額が違う??」と思うことでしょう。
受信と送信の料金は、ともに150ページまでは追加料金なしです。151ページ目以降は、1ページ10円です。
ここで気を付けないといけないのが、送信の料金が「1ページ」=「料金計算上の1ページ」ではないことです。
送信の1ページのカウントの仕方については、下記の脚注が付されています。
ページ枚数は通信にかかる時間によって異なります。60秒ごとに1ページと計算されます。(eFaxホームページの「料金」より)
昨日、今日の2日間で私が送ったFAXは、以下の通りです。
ページ数 | 秒数 | 料金計算上のページ数 (秒数÷60) |
8ページ | 652秒 | 11ページ |
7ページ | 439秒 | 8ページ |
2ページ | 142秒 | 3ページ |
1ページ | 213秒 | 4ページ |
つまり、18ページ送ったつもりが、料金の請求上は26ページ送ったことになっているのです。
30日間無料トライアルに注意
30日間無料トライアルは、オンライン上で契約にサインをしてからでないと、試すことができません。
30日間の無料トライアルが経過すると、自動的に料金が発生します。
そして、請求は月単位とのことですので、月末に申込みをすると、無料になるのは1日だけになってしまいます(私が本契約に移行するとそうなってしまいます…)。
eFaxで試しに送受信してみた
受信はいい感じ!
受信は、うちの二女に手伝ってもらいました。次女が送ってくれたFAXは、下図の通りです。
ハートマークで媚びて、文章の最後は「お金をください」って… (-_-;)
あとで判明したのですが、妻の入れ知恵でした(笑)
送信はというと…
送信したのは、上記の表のうち、2ページのものと1ページのものです。
2ページのものは、Wordで作った文章に送付状を付けたものです。なお、送付状は、必要事項を入力すると自動で作成されます。送付状のレイアウトは、好みがあるとは思いますが、個人的には下記の点が気になりました。
- 送付先、会社名という順番
日本では通常、会社名、送付先(担当者名のこと)という順番ですので、違和感があります。 - 送信日記載の時刻
日本時間ではなく、グリニッジ標準(GMT)で表記されているため、国内でFAXをやり取りするときには分かりづらい
まずは、2ページのものをeFaxで送信し、自宅のFAXで受信しました。結果は、赤字で付したコメントの通りです。
このFaxですが、実は1回目に失敗しており、2回目の送信で送ることができました。
1回目の失敗時には、送付状が3通自宅FAXに届いており、本文は受信していませんでした。
次に、1ページのものをeFaxで送信し、自宅FAXで受信しました。送信は、スマホアプリ(android)で行っています。こちらは、送付状なしで、PowerPointで作成した下図を送信してみました。
そして、受信したFAXは以下の通りです。
上記の赤字コメントから、どうやらPower Pointのファイルを自動変換しているようです。
ちなみに、こちらも2通、受信しました…。どうなっているのでしょう…。
所感
受信に関しては、デジタルデータで受信できるというのは個人的にはありがたいと感じています。しかし、送信はというと、改善してほしい点が多いこと、料金体系が分かりづらいことに不満を感じます。
受信がメインであれば大きな問題はないでしょう。送信がメインだとすると、お客様へこのクオリティーのものを送るのはやや憚れます。ただ、送信先が税務署や税理士会だけという私のような税理士の場合、特段問題にならないのではないかと思います。
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【編集後記】
本日の5時~6時のオンラインセミナーを午後の5時~6時と勘違いしてライブで見ることができませんでした。仕方なく、録画の映像でそのセミナーを受講。勉強になることばかりで、大いに刺激を受けた1時間でした。
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