カブトムシを幼虫から成虫まで育ててみる。ちょっとした知識があれば、だれでも育てられる!

2022年8月30日


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昨年、カブトムシの雄と雌を一匹ずつもらい飼育していたところ、土の中にメスが産卵し30匹弱のカブトムシの幼虫が生まれました。そして、幼虫を育て始めた昨年の8月から約10か月。成虫となったカブトムシがどんどんと姿を現すようになってきました。カブトムシの産卵から成虫まで育てたのは初めてなのですが、思いのほか上手くいったので、その過程をご紹介します。

カブトムシの飼育と産卵

成虫の飼育のマットやエサ

子供のときにもカブトムシを飼ったことがあるのですが、上手くいかず飼ってすぐに死んでしまっていました。色々と問題があったと思いますが、まず一番の問題はエサだったのでしょう。

カブトムシのエサと言えば、スイカやメロンというイメージで、食べ終わった西瓜の残りをカブトムシに与えていました。

しかし、どうやらスイカやメロンを食べると、カブトムシはお腹を壊してしまうようです。もともとカブトムシが食べているのは木の樹液です。きっと、スイカやメロンは美味しく食べれるのでしょうが、体質に合わないのでしょう。

そこで、我が家では、KBファームの「すこやかゼリー」をエサとして与えていました。

そして、次に大事なのは、マットです。これも、子供の頃は、外で拾った土を少し入れていた程度でした。それじゃあ、ダメですよね。

カブトムシは、普段は土の中で生活しています(寝ています?)。ですから、最低でもカブトムシが潜れる程度の深さが必要です。容器の3分の1から2分の1程度の深さにしましょう。

マットですが、土ですと、ダニが発生したり、コバエが沸いたりしてしまいます。匂いも気になるところです。そこでお勧めなのが、おがくずのマットです。

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水分補給も大事ですので、マットを霧吹きなどで湿らせてあげましょう。また、カブトムシはひっくり返ると自分で起き上がることができずに死んでしまうということもあるので、木の枝や枯葉などを入れてあげるとよいでしょう。

産卵させるためには

しかし、産卵させるためには、おがくずのマットではダメです。産卵させたいときには、幼虫飼育用のマットが売っていますので、腐葉土のような土のようなマットに変更しましょう。アイキャッチ画像のカブトムシに使用したのが、下の育成幼虫マットです。

この時に注意しなければならないのが、コバエなどの発生です。コバエは卵を産み付けると、二日で成虫になり、どんどん増殖するようです。そこで、コバエが入り込まないような容器を用意する必要があります。

我が家では、コバエなどが入り込まないように、溝の細かい蓋の容器を購入しました。

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Amazonでは、その名の通り、「コバエシャッター」なる容器が売っています。

カブトムシの幼虫の育て方

カブトムシの幼虫のエサはマット

カブトムシの幼虫のエサは、マットです。幼虫は基本的に涼しい場所で放置しておけばいいだけなのですが、しばらくするとマットがカブトムシの糞だらけになってしまいます。ですので、マットの交換が必要です。我が家では3回マットを交換しました。

マットは定期的に交換が必要

1回目は、8月でした。

この時は育ち盛りだったのか、マットの消費が早く、9月にもう一度マット交換をしました。

幼虫にも水分が必要ですので、軽く握ると塊になるように水を混ぜます。マットの消費が激しかったので、容器を3つに増やし、マットもたっぷりと入れました。

3回目のマット交換は、12月でした。前回に容器を増やし、マットの量も増やしたため、長持ちしました。

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もう幼虫もかなりいい大きさです。手の上に載せるとこんな感じです。

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そして、最後のマット交換が4月でした。幼虫は動きが鈍くなっており、もうそろそろさなぎになる準備をしなくてはいけません。糞だらけのマットを新しいマットに交換し、新しいマットでさなぎ、そして、成虫になるのを待ちます。

カブトムシの誕生

そして、それから待つこと6か月。立派なカブトムシの雄が誕生しました。

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現在のところ、オスが7匹、メスが4匹生まれたのが確認できました。幼虫のうちに数匹、あげていますので、それを考えると半分くらいはもう成虫として姿を表しています。

まだ動きが活発になる時期ではないので、土を掘り返すともう何匹か出てくるのだろうとは思いますが、かわいそうなのでそっとしておいてあげています。

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【編集後記】

昨日は、終日お客様のオフィスでの仕事でした。色々とあった一日でしたので、家に帰ってカブトムシを見ると、心が落ち着きました(笑)

それにしても、子供の頃は頑張れなかった生き物の飼育が大人になると飽きずにできるのはなぜでしょう。そして、子供に見せるため、といいつつ、一番楽しんでいるのは自分なのでしょう。カブトムシを育てるのにも小学生のおこずかいでは足らないだけの投資は必要ですしね。

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