私が法人設立時に開設した銀行口座はゆうちょ銀行と信用金庫。果たして使い勝手は?

2018年7月6日


■スポンサードリンク

DSC_0412-min

私が法人を設立したのは、2016年8月。

法人は会社設立freeeで容易に設立できましたが、面倒くさかったのが銀行口座の開設でした。

会社設立Freeeで合同会社を設立する方法

なぜゆうちょ銀行と信用金庫を選んだのか?

銀行開設の選択肢

法人口座を開設するときに、考えられるのは、主に次の4つです。

  • メガバンク
  • ネット銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 地方銀行・信用金庫

会社を設立する前までは、ネットバンキングが無料で、振込手数料などの手数料の安いネット銀行を1つ開設すれば十分だと考えていました。

しかし、色々と検討した結果、ゆうちょ銀行と信用金庫の2つの口座を開設することを選びました。

ゆうちょ銀行を選んだ理由

まず、初めに開設の申し込みをしたのがゆうちょ銀行でした。

ゆうちょ銀行で魅力に感じたのは、以下の点でした。

  • インターネットバンキング(ゆうちょ銀行では「ゆうちょダイレクト」といいます)が無料
  • ゆうちょ銀行への振り込みは月5回まで無料(ゆうちょダイレクトやATMで振り込んだ場合)
  • みんなが知っている銀行であること

メガバンクの場合、法人口座でインターネットバンキングを行おうとすると、手数料がかかってしまいます。

しかし、ゆうちょ銀行の場合、知名度の高い銀行であるにもかかわらず、法人口座でもインターネットバンキングは無料で使えます。

そして、法人を設立すると必須なのが、給与の振り込み。

ゆうちょ銀行であれば、会社からその会社の役員である私の個人口座(ゆうちょ銀行)への給与振り込みを無料でネットバンキングで行うことができます

みんなが知っている銀行というのも利点の一つです。

請求書に振込口座を記載するときに、受け取るお客様が振込しやすいのは、やっぱりメガバンクやゆうちょ銀行といった名の知れたところでしょう。

インターネットバンキングで振り込むときに銀行名が探しやすいとか、同じ銀行同士であれば手数料が安いとか、何となくの見栄とか(笑)

ただ、ゆうちょ銀行の口座は主に個人向けなので、法人向け口座を作ろうとすると意外と苦労します(詳細は下記リンクのブログ記事で書いています。)

ゆうちょ銀行で法人口座を作ってみた

また、振替口座があれば無料で給与振り込みできるとような記載がホームページにありますが、従業員100名以上の会社向けで、小さな会社は利用できません(-_-;)

ゆうちょ銀行の法人口座では無料で給与振り込みができるのか?

■スポンサードリンク

信用金庫を選んだ理由

次に口座開設の申し込みをしたのが信用金庫でした。

信用金庫を選んだのは、次の理由からです。

  • 口座開設までに時間がかからない
  • ゆうちょ銀行やネット銀行では社会保険料の口座引き落としができないが、信用金庫であればできる
  • 信用金庫の主な顧客層は中小企業。ということは自分の仕事に結びつくかも!?

きっかけは、ゆうちょ銀行の開設に時間がかかったことです。

ゆうちょ銀行で口座開設の申し込みをしてから実際に口座が開設されるまで1か月以上かかりました。

なかなか口座が開設できないことにしびれを切らして、妻の実家が利用している信用金庫の口座を開くことにしました。

信用金庫の担当者が事務所まで足を運んでくださり、書類を提出すると翌日には預金口座が開設されました。

そして、会社設立時に必要になるのが社会保険料の納付です。

毎月支払う社会保険料ですから、手間がかからないように口座振替で済ませたいところですが、社会保険料の口座引き落としはネット銀行やゆうちょ銀行では行うことが出来ません

お客様の申告期限や納付期限は忘れない私ですが、自分の振り込みとなると忘れてしまいそうだし、振り込みは面倒くさいものです。

ちなみに、3つめの目論見は、今のところ大外れです。

まったくもって、信用金庫つながりで仕事を得たことがありません(営業力不足か・・・)。

なぜメガバンクやネット銀行を選ばなかったのか?

メガバンクを選ばなかった理由

銀行口座を開こうと思うと、思い浮かぶのはやはりメガバンク。

私も個人口座では、メガバンクをメインとして利用しています(インターネットバンキングが無料ですし)。

しかし、法人口座は開設するつもりはありませんでした。

  • インターネットバンキングが有料
  • 会社設立当時、社会保険料の引き落とし以外の利用用途が特になかった(これは信用金庫も同じ)
  • コネがなかった(ここが信用金庫との違い。あっても通用するとは思えない)

知名度があるので利用しやすいメガバンクですが、

「よくわからないけど、何となくメガバンクでしょ」

というのは避けたかったので、メガバンクの口座は開設していません。

ネット銀行を選ばなかった理由

会社設立当時、法人口座の利用用途は社会保険料の口座引き落とし、給与の支払い、支払い分だけの売上代金の入金の3つだけでした。

すると、現金の入出金に手数料がかかるネット銀行よりも、ゆうちょ銀行のほうが安く済ませることができるのです(ごく少額ですが)。

私の場合、個人事業(税理士業)との2本立てなのでネット銀行は利用していませんが、法人のみで事業を行っているのであれば、ネット銀行は開設していたでしょう。

今後、法人の展開次第では、ネット銀行を開設することは十分ありだと思っています。

ゆうちょ銀行と信用金庫で正解だったのか?

私の場合は、正解でした。

これで困ることはほぼありません。

  • メガバンクのネームバリューを気にしない
  • 振り込みは基本、インターネットバンキング
  • 社会保険料の口座振替を利用したい

というのであれば、まずは手軽にゆうちょ銀行と地銀・信金で十分といえるでしょう。

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

【編集後記】

6月が終われば落ち着くと思っていたのですが、そんなことはない・・・。

7月は納期の特例の源泉所得税があるし、算定基礎届は出さないといけないし、うちの会社の決算が6月だったし、

と7月1週目は結局慌ただしいままです。

ブログも7月からは平日毎日更新できるはずと思いきや出来ていませんし・・・。

事務所としての仕事の傾向が見えてきたので、落ち着いて今後の方向性を見つめ直したいと考えています。

------------------------------

※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

------------------------------


■ スポンサードリンク